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2000年8月7日〜9日 参加者 2名 7日 天候 晴れ後雨 コース 入渓→左岸登山道崩壊地点手前(テント泊) 8日 天候 晴れ後雨 コース 幕営地→熊落としの滝下(テント泊) 9日 天候 晴れ後雨 コース 幕営地→朱滝→登山道→仙元台(ホテル泊) |
ルポ 7日 車は中津川グランドキャニオンの駐車場に止めた。沢には遊歩道から降りた。水の色が茶色ぽい。両岸スラブの白滑八丁は、微妙なへつりもあり、面白い所である。 単調な河原歩きが続くので、登山道に攀じ登って、これを利用する。東京電力の取水口と林道が見える。川遊びの人たちがいた。しばらく行くと、登山道は崩壊していて先に進めなくなったので、ここで沢に下りることにした。下りる途中にテン場に適した場所があった。 沢に下り、少し遡ると雨が降ってきた。雨足が、しだいに激しくなってきたので、岩陰でツェルトを被って様子を見る。水嵩が増してきて、沢にいることに危険を感じたので、先ほどのテン場に適した所に戻り、テントを張った。テントを張り終えて沢を見下ろすと、濁流が沢幅一杯に流れ落ちていた。今日は、午前中しか行動できなかった。 8日 滝が沢山でてくるが、いずれも高さはない。しかし、どれも大きな釜を持っているので見栄えがする。どの滝もへつることが出来る。 左岸より、沢が流入しているが、これが権現沢だとすると、我々の遡行は全然はかどっていないことになる。随分歩いたような気がしていたので、不思議な気持で、先を急ぐ。すると40メートルの神楽滝が出てきた。やはり、先ほどの沢は権現沢であった。神楽滝は左岸より巻く。 熊落としの滝は、両岸の大岸壁が凄い。滝の右側にある涸沢から高巻こうとしたが、上部で壁に阻まれて行き詰まってしまった。あたりも薄暗くなって来たので、やむなく、元の所に懸垂で降りた。テントは滝の近くの高台に張った。今日も朝は晴れていたが、午後からは、雨模様の天気であった。 9日 熊落としの滝は、100メートル程戻った所の左岸にある涸沢から巻く。途中で滑りやすい岩が出てきたので、ザイルを出した。1時間ほどの高巻きであった。 60メートル朱滝は左岸より高巻いた。沢には懸垂で降りた。これ以降は平凡になる。ヤケノママの台地から煙が見えた。 沢はすっかり細い流れになった。また、雨が降ってきたので、左岸の枝沢に入り、ヤブをこいで登山道に出た。 仙元台に着いた時は、19時になっていた。全身ずぶ濡れ状態で、テント泊は辛いので、だめで元々と思い、ホテルに宿泊をお願いした。すると、思いがけず泊めてくれた。風呂に入れて、美味しい料理にありつけて、とてもラッキーだった。 |
信州の山遊び |