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八ヶ岳 横岳

日時: 6月9日
参加者: 2人
コースタイム
曇り、ガス
 
桜平(7:15)~夏沢峠(8:55~9:00)~硫黄岳(9:50~10:00)~横岳(10:50)~三叉峰(11:10~11:45)~横岳(12:00)~硫黄岳(12:50~13:00)~夏沢峠(13:40)~桜平(15:05)

ツクモグサに会う為に八ヶ岳に行く。ツクモグサは、本州では白馬と八ヶ岳だけでしか見ることが出来ない絶滅危惧種である。八ヶ岳では、横岳の三叉峰辺りで見られるとか。梅雨時に咲き、晴れていないと花が開かないそうなので、梅雨の晴れ間を狙ったつもりだったが、当日は生憎の曇天となる。

三井の森を過ぎ、唐沢鉱泉との分岐を分けて夏沢鉱泉へ向かう。林道の状態が心配だったが、心配するほどでもなく桜平に着いた。道路脇に車を止めて歩き出す。

夏沢鉱泉を過ぎ、小さな水力発電棟を見送り、オーレン小屋に到着。此処で一息入れる。軽快な音楽が流れていて、気持ちが弾んでいくような、気持ちの良い場所である。ベンチに座って休憩を取り、冷たい水をペットボトルに補充して、夏沢峠を目指し歩き出す。

峠の小屋は閉まっていた。2人の登山者が寛いでいる側で我々も休んだ。歩いている時は暑いが、休憩すると寒くなる。ヤッケを羽織り、羽織ったまま硫黄岳に登った。

硫黄の山頂には10人近くの登山者がいた。展望は無く風が強く感じられる。岩小屋の脇で風を避けて休憩する。隣に座った夫婦が話しかけてきた。彼らは赤岳まで行くとのこと、私達はツクモグサを見に横岳まで行くのだと答える。

ご主人が携帯で天気予報を見ている。午後からは雷雨になりそうだとのこと。雷は勘弁してもらいたいものだと、ちょっと気持ちが焦る。

硫黄岳山荘を過ぎ、ガスが流れる稜線の視界に、大同心がぼんやりと姿を現す。写真を撮ろうとすると瞬く間に姿は消えた。

横岳の鎖場を遣り過ごし、三叉峰近くでは、ゆっくりと辺りを見回しながら歩いた。クリーム色の小さな花を発見! ツクモグサだ。初めて見る、小さくて可愛いツクモグサに感激する。Hも熱心に写真を撮っている。しゃがんだり伸び上がったりして写真に納め、繁々と肉眼でも観察する。

雷も無さそうに感じられ、三叉峰先まで足を延ばす。稜線には他にも、オヤマノエンドウやコメバツガザクラ、ミネズオウも咲いていた。キバナシャクナゲの蕾は今にも開きそうだ。もう、山は花の季節を迎えていた。幸い、雷雨は免れて下山できた。桜平に着く頃には青空も広がっていた。


桜平ゲート


オーレン小屋


夏沢峠


硫黄岳山頂


大同心


横岳山頂


もう直ぐ三叉峰


三叉峰から


激写!


ツクモグサ


ツクモグサ集団


コメバツガザクラ


オヤマノエンドウ


帰路では天狗岳が見えた
信州の山遊び