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雨飾山・妙高山

日時: 10月19日~20日
参加者: 2人
コースタイム
19日 
登山口(7:10)~ブナ平(8:00)~笹平(9:40)~雨飾山山頂(10:05~10:40)~荒菅沢出合(11:50)~ブナ平(12:35)~登山口(13:35)
20日  
燕温泉登山口駐車場(7:50)~麻平分岐(8:40)~北地獄沢(9:55)~天狗堂跡(11:00)~妙高山山頂(12:45)~長助池(14:10)~黄金清水(14:55)~麻平分岐(15:50)~橋(16:15)~燕温泉登山口駐車場(16:25)

深田久弥の憧れた山で有名な「雨飾山」に登る。次の日は「妙高山」にも登る事にした。

新潟県寄りの山という事で、自宅からは遠いイメージだったが、雨飾山の登山口、小谷温泉までは3時間で着いた。流石に人気の山、多くの登山者で賑わっていた。

紅葉も見頃で、登山道が黄金色に輝いている。「ワ~!」「すご~い!」と立ち止まっては写真を撮るのに忙しくて、なかなか先へは進めない。圧巻は荒菅沢の徒渉点からの岩峰「ふとんびし」。紅葉と相まって絵になる景色に、写真を何枚も撮る。

笹平は本当に笹の絨毯のようになだらかだ。眼下には荒菅沢の源頭のスラブが見える。わずかの急登で山頂に着き、360度の大展望を得た。山頂での写真も順番待ち状態だ。日本海も見える、あれは戸隠、白馬だ、こちらは焼山に火打、遠くに槍も見えると、山座同定を楽しむ。

ゆっくりと時間を掛けて下山した。下山口近くの小川では岩魚を発見する。人間を恐れる風もない、悠然とした尺岩魚だった。

翌日は妙高山へ登る。登山口の燕温泉から麻平、北地獄谷、光前寺池を経て妙高山山頂に登り、長助池を経て麻平に戻り燕温泉に下山する周回コースを取る事にした。

登山口の燕温泉には白濁した足湯があった。早く下山出来たら足湯をしようなどと思いながら、8時に登り出す。

曇天で靄が掛かり、ベールの向こうの景色は幻想的だ。雨飾山が黄色というイメージなら、妙高山は赤に染まっているという感じだろうか。

1時間ほど登り、麻平近くで小雨が降り出して雨具を着る。硫黄の臭いが漂っている北地獄谷には温泉が流れていた。

胸突八丁の急登を過ぎて天狗堂という開けた場所で休憩を取り、鎖場を登って溶岩の岩峰を一登りする。妙高大神が祭られていた。少し離れた所が山頂で、幾人かの登山者がいた。昨日の雨飾山とは違い、少ない登山者の数だ。我々も山頂で記念の写真を撮り休憩したが、風も強く寒いので早々に下山する。

山頂直下は何箇所かにロープがセットされていて急下降だ。長助池は、池塘をぐるりと囲むカルデラの地形で、ダケカンバの白がアクセントになって美しい。途中に水場があったが、冷たくて実に美味しかった。

大倉沢の徒渉を過ぎ、麻平に着く頃には、天気は小雨から曇空になり、時折青空も覗いていた。登山道が崩れて迂回路に付けられた階段を降り、橋を渡り、燕温泉の温泉街に着いた


黄金の登山道


雨飾山


ふとんびし


北地獄谷


妙高山山頂
信州の山遊び